鋸山のつづきです
日本一の大仏を見て、帰り道はJR内房線保田駅に向かいました。
電車がくるまで時間があったので、駅前の観光案内所をちょこっと見学させてもらいました。
この保田は、「見返り美人図」の作者であり、浮世絵の祖である菱川師宣生誕の地でもあります。
その菱川師宣の業績、作品を紹介する記念館があります。
おみやげに買った竹細工のかにです。頼朝がにというそうです。
保田の海岸は、また源頼朝ゆかりの地でもあります。
伊豆で平家打倒の兵を挙げた源頼朝は石橋山の戦いで破れ、
真鶴岬からいったん安房の竜島(鋸南町)に逃れてきました。
竜島に上陸する時、あやまってサザエを踏んでしまった頼朝は、怒って
「竜島のサザエにつのなどなくなってしまえ」と怒鳴ったそうです。
それ以後竜島のサザエには角がなくなってしまったと言われているそうです。
その近くにカニもいたようですが、カニは踏まれなかったおかげで
今でも2本のつめを自慢しながらカニ歩きをしているとか・・・
いろいろと調べていたら、このカニはショウジンガニというようです。
地元ではいそっぴ と呼ばれ味噌汁の具に重宝がられているそうです。
一度、いただいてみたいものです。
そして、保田は西条八十が日本初の童謡「かなりや」の詩を創作した地なんだそうです。
景色のきれいな保田の海岸を愛した詩人だったそうです。
帰りは、またJR浜金谷駅をめざしてもどりました。
金谷のお魚屋さんでみかけたサザエを観察してみたら・・・ホントに!
湘南地方のサザエと比べて、角がなんとなく丸くなっているように見えました。
おそるべし、頼朝!
金谷からは、またフェリーに乗って横須賀に到着、帰路につきました。